お城通い始めました。ヘンリー八世の「Hampton Court Palace ハンプトンコートパレス」

公共の交通機関も人数制限ありつつもOKになってしばらくしてから我が家も解禁。

そうは言っても同じ区内がいいかな~と思いまして…

解禁後初バスは「Hampton Court Palace ハンプトンコート宮殿」へ。

リッチモンドからはR68のバスが「ハンプトンコート」行なので一本で行かれます。

逆方面はお馴染みのKew Ritail park行きです。

(10分から15分ごとに出ています)

ぐるぐる回るバスなので距離にしては少しかかりますが大体30分くらいで着きます。

 

ハンプトンコートやはりあのヘンリー八世の王宮。

元々ヘンリー七世の為の施設があった場所を1514年に大法官のトーマスウルジー卿が購入。浪費家の卿が、英国一豪華な館をと作ったところ、あまりの豪華さにヘンリー八世に没収されたとのこの。さすが。

そしてその後ヘンリー八世が改装したのがこの王宮の始まり。

ウィリアム三世メアリー二世の時代にヘンリー八世の建てた部分は破壊されてしまったそうです。

 

さて、バスはもちろん宮殿の目の前に着きます。

それまでもバッキンガム宮殿など、こちらのお城はちょこちょこと見てきましたが

どこも外観はシンプル。それが英国風。と思っていたのでハンプトンコートもそんな感じかしらなんて思っていたら…

びっくり!想像以上にお城でした。

でも確かに外観は他の宮殿同様テラコッタなレンガの色味。

ですがとにかく大きかった。

初めからヘンリー八世、アンブーリンなんかのゆかりの場所に行かれるというワクワクはありましたが、お城自体はそんなに期待していなかった(ごめんなさい)のですが、

バスでちらっと見えた瞬間からびっくり。

 

中も豪華で、ヘンリー八世のアパートメント、ウィリアム三世のアパートメントとあり、豪華な教会は今もミサが行われているようです。

そしてとにかく広いお庭はテーマごとにいくつもあり、規則正しく木が並んでいて…

とにかく素敵でした。

ヘンリー八世の6人の妻いう展示がされていたり、美術館のようにも楽しめます。

やはり特に2番目のアンブーリンはこちらでは人気ですね。

日本では悪女的な雰囲気もありますが、こちらでは悲劇の…といった感じかも。

お土産屋さんにアンブーリングッズが沢山あったのは面白かった。

ドニゼッティのオペラにアンナボレーナというのがあるのですが…お恥ずかしながらこれがアンブーリンのイタリア語読みだったことにこちらで気が付きました…なんでもイタリア語読みにしちゃうものだから大変。。でも、オペラになるくらい人気なんですよね。イタリアで夏だけ同じ家にいたフランス人マダムが「ダーバンシ―が好きで…知ってる?」って聞かれて知らないな~と思ったらレオナルドダビンチのフランス語読みと気が付いたのはマダム帰国後…この手のが多くて困る。)

 

いつもなら、当時衣装を着た方が劇をしていたり、貸しマントなんかで宮殿内を回れるそうですがこのご時世そちらはお休みでした。

(こちらは物語文化なのもあってか色々なところで劇をやっているようです、劇で歴史を学ぶそうです。新鮮組の紙芝居みたいなものでしょうか)

 

このお城がすごくすごく気に入ってしまったので既に訪れること3回。

平日は行く直前にも予約が取れますしバスも空いているのでなおよし。

私は年パスを購入したのですが既に元が取れました。

(この年パス、ケンジントン宮殿、ロンドン塔、Banqueting House、Kew Place 、Hillsborough Castleが行き放題になります。夫婦2人で83£とロンドン塔なんかもいけるのでかなりお得です。)

 

ロンドンの中心地からですとウォータールーから電車で30分弱なので、観光にもかなりおすすめです。

も少し早く知っていたらな~

これからもどしどし通いたいと思います。


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 バスはハンプトンコート駅が終点なので少し手前がお城の入口。

テムズ川の橋の手前でおります。

このお城も例のごとくテムズ川沿いです。

やっぱり歴史には川が重要ですね。

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バス停から見た門。すぐですね。

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 ジャーン。正面です。

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広ーい。おっきーい。

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立派ですね。

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ここでチケットの確認です。

係りの方の制服も素敵ですね。

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脇から。

 

 

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地図がありました。見た以上に大きいですね。

 

 

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案内板の王様もマスク着用。

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一つの建物をくぐると中庭。ここにもオブジェや本物のような人形が飾られていてビビります。

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中は街のようになっていますね。

看板に「大工さんのアパートメント」など書かれていました。

このお城で働く方もたくさん住んでいたようです。

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内装はイタリア風を目指したそうですがちょっとした建物はやっぱり英国そのもの。

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広ーいキッチン。

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暖炉。壁の焦げが使い込まれた雰囲気。

何を焼いたんだろうと妄想が膨らみます。

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沢山の回廊。

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 中庭には噴水。

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 武器で飾られた部屋。

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 廊下の壁画はイタリア風ですね。

すごく迫力があります。

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素晴らしい~きれいすぎてちょっとサイゼリヤ感もちょっと。。

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でも本当にすごく豪華です。

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 ゲームの部屋。

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タペストリーの飾られたお部屋。

ここには食卓の様子が再現されていて、席順なども見られます。

この日は少し人がいますね。

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ステンドグラスも。

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肖像画の飾られた廊下。

ヘンリー八世の歴代の妻たち。

この日はFUKOちゃんと2人でいたので空いていてゆっくり見たのですが

この前に一人で来た時はガラガラでゆっくり見られるかな~なんて思ったのに。。

むしろ怖すぎてすべての部屋速足で駆け抜けました。

 

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お馴染みのヘンリー八世。

ロンドンの歴史的な場所には必ずこのお方がおられますね。

メイズオブオナーが今も食べられることには感謝しかない。

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アンブーリンとエリザベス一世

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メインのお庭に出てきました。

f:id:nnaoco:20201008013811j:plainお庭と外の川とが繋がったような作り。

圧巻。

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川のそばまで行ってみますと。

 

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広ーい。

 

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 お濠のような池もあります。

 

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門が沢山ありますね。

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イギリスらしい花が植えられています。

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なんと!土日は馬車が走っていました。

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足がもこもこです。

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どの角度を切り取っても絵になりますね。

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こちらもイングリッシュガーデン。

今はお花少ないですがバラやラベンダーが少し残っていました。

トランプの女王が出てきそう。

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奥はもうテムズ川ですね。

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こちらの門も豪華。

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こんなトンネルもあります。

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トンネルの中央にはベンチがあってそこからこのお庭が眺められます。

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 脇のお庭に入っていくと…

マスク越しでもわかるラベンダーの香り。

こちらに来てわかりましたがラベンダーでもバラでも枯れてきたときの方が香ります。

 

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 こんな馬車の花壇も。この馬車には乗れません。

 

 

 

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高くなっている所からも馬車がよく見えます。

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日時計がありました。が…曇りの多いロンドンではあまり役に立っていない気がします。

 

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端っこにはこんなお庭もありました。

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ぜーんぶダリアでした。

大きさも色も様々。

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お土産屋さんはアンブーリングッズが並びます。

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Tシャツも。

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中庭に打ちひしがれている人形。何があったのでしょう。

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さて帰りましょう。門の向こうにきれいな紅葉が。

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地図だとこんな感じ。

周りの公園もめちゃくちゃ広いのです。

すぐお隣がキングストンですね。

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ひくとこんな感じ。本当にすぐ近くです。

観光におすすめ。キングストンとセットとかリッチモンドとセットとか。