両親が来たよ! 合流6日目。~椿姫危機一髪~

6日目。

両親は着いて一週間が経ったということですね。

 

この日は夕方から合流し、ロイヤルオペラハウスでのオペラ鑑賞の予定。

16時頃にナショナルギャラリーで待ち合わせしました。

(合流前、両親は母の大好きなシャーロックホームズの舞台、ベーカーストリートに行ってシャーロックホームズミュージアムに行ったとのこと。お土産なんかも買っていました。ランチはメキシカンを食べたとか。私はほぼ寝ていました…)

 

既に見学を一通り済ませた両親は父のお目当てでもあったドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」の前にいました。

2017年に上野での「怖い絵展」で、メインになっていたあの絵です。

昨年たまたま私の家にあったこの展覧会の図録を見つけた父が

「これ行こうと思ってたら終わっちゃってたんだよな~」と。

あるあるですね。

近いといつでも行けると思ったまま終わってしまって後悔するという。

 

ですがこの絵だけは見ることができて良かった良かった。

大きくて驚いていました。

 

そのままナショナルギャラリーのカフェで休憩。

そこでふと、「まだ時間があるしあの処刑の舞台のロンドン塔見に行く?」

と、提案。

両親とも行こう行こうとなりましていざ地下鉄で「タワーヒル」へ。

ロンドン塔のあの異様な雰囲気もさることながら近くのタワーブリッジに感動。

この辺りはオフィス街でもありオフィスビルもバンバンあります。

この対比がロンドンっぽさを引き立てます。

 

橋を渡って対岸のロンドンブリッジの地下鉄から戻りました。

すごいラッシュ。

東京に住みながらもラッシュの経験を殆どしたことがない父は新鮮な様子。

 

さあ、オペラハウス近くのカフェで一息入れて行こうかと。

の時点で18時前。

19時半からだから19時に出ればいいかな、でもFUKOちゃんと19時に待ち合わせしているから18時45分には出ようかな~と。

18時45分に出て18時55分に会場着。FUKOちゃん発見。

「FUKOちゃーん。お待たせ。」と、、

「後、3分くらいで始まるみたいよ??」

「え??」

そう、何度も通っていて19時半始まりばかりなので勝手にそう思い込んでいましたがこの日は19時始まりだったのです!!!

 

ギャー。

とりあえず、階段を駆け上がります。

気持ちとしては先に入口まで行ってチケットチェックの人に先に見てもらおうという気持ち。

すると係りの人もかなり焦って私の携帯(eチケットです)を奪い取り全力疾走。

私、、必死に追いかけます。

入口に着き後ろを向くと誰もいない。

そのまま来た通路をまた戻ります。ニコニコと3人が突っ立ていました。

「こっちこっち!!」

「見失っちゃったのよ…」「いや、おねーさんがあまりにも早くて…」

と、私とスタッフさんは焦りまくりの汗だくでしたが3人はニコニコ。

 

助かりますね。

こういうところに器のでかさが出るのです。とほめつつ。

平謝り。「ごめんね。。間違えちゃって。」

3人はやっぱりニコニコ。

 

結果はマエストロが入ってくる1分前には席に着けました。

すご。。

私はいつも通路側の席を取るようにしています。

ヨーロッパの古い劇場は席間が狭い上に一列が長ーいので真ん中の席で遅くに着いてしまった場合かなりの人に立ってもらわないといけません。

これは当たり前のことでこちらの人はなんとも思っていないようですが、やはりちょっと気が引けるもので…(なんとも日本人的)

見やすさ以上に通路側もしくは通路に近ければ近いほど良いのです。

これがこの度まさにうまくいったのでした。

入口からするっと4人滑り込みました。

めでたしめでたし。

 

幕間に探検です。

FUKOちゃんも初のオペラハウス。色々と案内しました。

豪華な舞台に満足しつつ私たちのこの日の旅も幕を閉じましたとさ。

 

と、きれいに終わらせたようですが、今書いていてもあの時のドキドキが蘇ります。

いや~本当に焦った。

慣れって怖いですね。開演時間はくれぐれも注意しましょう(私)。

(でもね、本当に今までバレエ、ミュージカル、オペラともにすべて19時半始まりだったのですよ…)

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ナショナルギャラリー。

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 「レディ・ジェーン・グレイの処刑」

あの怖い絵展で日本に来る前は地下の隅っこに展示されていたようで、初めに一人で来たときその情報をもとに探したら全然なくて…そしたらほぼメインのお部屋に展示されていたのです。出世したようです。

そもそもこのナショナルギャラリーの有名な作品の中には入っていないのでなんの案内もありません。

隣のゴッホに群がる人。なぜか日本人には有名なこの絵。といった感じです。

そもそも私が怖い絵の中野京子先生の本が面白いと紹介してくれたのは母だったと思い出す。。大学生の時に読みあさっていました。また思い出して中野先生のイギリスの歴史本を読み直しました。

 

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ロンドン塔。後ろのビル群がまたなんとも。

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タワーブリッジ。夜もまた本当にきれいですね。

ここから振り向くと西新宿のようなビル街。ビル風もびゅんびゅんです。

 

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ロイヤルオペラハウス。

あ~何度思い出してもぶるっと来ますよ…

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 休憩でお手洗い行って戻ってきたら母、ワイン買ってた!

カードでぴっぴとお手の物。