こちらに来て思い出したのですが
私が初めてコスタを知ったのは10年近く前でした。
イタリア留学時代。
日本に一時帰国し、イタリアに戻る際ロシアのモスクワ乗り換えの飛行機に乗りました。
初めてのモスクワ空港で夕方に着き早朝の飛行機。
色な情報を見てビビりまくりとても高かったですがモスクワのホテルに泊まることにしました。
ロシアはビザがいるのですがこのホテルに泊まる際は特別に空港で簡易ビザが発行されるというもの。
到着。
思ったよりきれい。そして広い空港でした。
ホテルに行く際の受付らしきものを探します。
これかな??というものはあるものの人がいない。
ここターミナルじゃないのかも。。と、いくつかのターミナル間をウロウロします。
別のターミナルに移動するときはセキュリティチェックを受けます。
結果、ぐるぐるぐるぐる2か所のセキュリティチェックを4回ずつ受けました。
超安全。
2時間ほどぐるぐるしたところで初めに降り立ったところのインフォメーションに韓国のツアーの団体が。やはりここだったらしいです。
待っていればよかった。でも誰もいなかったから…
(イタリアに沢山のものを持って行きたかったので手荷物が多分20キロ近くあったと思います…重いけどかさばらない本、楽譜をいっぱい持っていました。)
そこから2時間係りの人が来て簡単なメモ書きのビザを発行。
護送車のようなバスに乗せられ5分のホテルへ。
すごーく豪華なホテルでした。吹き抜けで広いロビー(でも薄暗かった)。
しかし、一般の客とは違うエレベータに乗せられ専用フロアへ。
このフロアからは出てはいけない説明されお部屋に突っ込まれます。
(ドアの小窓から廊下を見たらエレベーターの前に屈強な見張りが!)
お部屋も本当に豪華。でも窓がない。
飛行機を降りてから何も食べていない。何も買っていない。
預け荷物も受け取れず。
ルームサービスは頼めるようでした。が、お金の単位がわからず怖い。
朝食まで我慢することにしました。
すごく豪華な暮らしでも自由がない囚われの身。
お姫様もこんな気分なのでしょうか。
この後鏡を見たら荷物かけていた両肩があざだらけ。踏んだり蹴ったり。
少しうとうとしてすぐに朝です。
ノックとともに呼び出し。「朝食だ!すぐ出ろ!」
もちろん、もっと丁寧だったと思いますがこれに近かった感覚です。
パジャマもなく寝ましたからそのまま荷物を持って案内されるがままに朝食会場へ。
パーティルームのような会場。こちらは明るかった。
既に昨日の韓国の団体がいました。
パンを貰う列の一番後ろに並びます。
もうほとんどパンはなく残り二枚に。
すると、目の前のおじさん、私のことをちらっと見たにもかかわらずパン2枚とりやがりました。
え??
「まだ来るから!」的なことをゼスチャー。
だったら一枚よこしなさい!!!
なんて言えないので座って待つことに。
オレンジジュースがあったので取りに行きました。注いだころに。
「ミスなお~こ」と呼び出し。
どうもこの団体より早いフライのようです。
結局何も口にできませんでした。
案内されながら焼き立てのパンを運ぶ係りの人とすれ違うという屈辱。
この時に乗せられたのは完全に荷台です。
小さいトラックの荷台に向かい合わせに置いてあるもの。
同じヴェネチア行に乗るらしき韓国の若者カップル2組が既に乗っていました。
男子2人が私の荷物を持ってくれました。
若者の優しさに触れ、パンおじさんと勃発しそうだった日韓戦は休戦。
(でもあまりに重いのでびっくりしてた。何運んでんだと思ったことでしょう。。)
さて、5分後。昨日のゲートに到着。
昨日は暗くて(窓もないし)わからなかったのですが、ホテルは空港の駐車場の目の前でした。
若者たちにお礼を言いヴェネチアのゲートへ。
空港は24時間お店もやっていて思えばこのままここにいた方が良かったかも。
と、思いながら…
ここにあったのがコスタカフェです。
(大変お待たせしました…)
マフィンとコーヒーを頼みました。
ロシアの通貨でいくらかはわかりませんでしたがカードで購入。
本当においしかった。
イタリアにはこの手のチェーンのカフェはほとんどないのですが、やはりこういったカフェってありがたいです。
これが私とCOSTAとの出会いでした。
この時はまだこのカフェがイギリスのチェーンだとは知りませんでした。
この後新婚旅行で行ったチェコでもこのコスタカフェを見ました。
コスタカフェを見るたびにこの思い出がはっきり蘇ってきていましたが、
日常になってきてしまった今日この頃。
もう一度、あの日のコスタのありがたみをかみしめたのでした。
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ロシアの画像はないのでリッチモンドのコスタの続きをと思いましたがすごいぶれてた。
これもぶれぶれ。サラダ、サンドイッチ、パン、ケーキと食べ物も豊富です。
クリスマス限定マグ。
こんなのもあります。子熊のケーキ。犬ではないようです。